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ひろの気の勉強会2怒りと内観 2008/07/20

ひろの気の勉強会2

怒りと内観

今回は、怒りのエネルギーを否定するのではなく
肯定しつつ、うまく上手に付き合う方法を一緒に
考えていきたいと思います。

1.怒りのエネルギーの経路
「腹が立つ」と「頭に来る」の違い

怒りのエネルギーは、まず感情のチャクラがある
生殖器に発生します。さらに肝臓に上がってきます。
この状態を古来日本人は「腹が立つ」と表現しました。
あるいは「はらわたが煮え繰り返る」とか。
まさにエネルギーの経路が見えてるかのような
うまい表現ですね。私がヒーリングの時に、怒りのエネルギー
の滞りを手で感じるときは、びりびり、ぴりぴりするエネルギーで
電気を感じたときに似ています。怒ることを
雷が落ちるとよく言いますね。怒りはヒステリー系だから
ぴりぴりするのかもしれません。(背中ヒーリングのときに
怒りの気が滞った肝臓に気を入れると、背中の経絡を通過して
仙骨まで気の滞りが降りてくるのがわかります。私の体験上、肝臓〜
生殖器ー仙骨は気のルートでつながっているといえます。)

怒りのエネルギーの経路説明に戻ります。怒りのエネルギーはさらに
生殖器から仙骨経由で背骨を上がっていきます。頚椎に上がってきたときに
怒り我慢型の人はここで抑圧します。このようにして
頸部硬直が起き首や肩がこり、辛くなります。
最後は後頭部に上がり、脳から目に達します。
これが顔を真っ赤にして怒ったりするときの状態です。
ついでに握り締めたこぶしもぶるぶる震えたりします。
この状態を「頭に来る」と言いますが、この「頭に来る」
という表現は昭和30年代から勢力を拡大し、「腹が立つ」に
取って代わり始めたそうです。いつのまにか
日本人は腹(ハラ)中心の感覚から、頭中心で考える
頭でっかちタイプに移行してきているようです。

2.「怒りは人生を破壊する」と、 チベット仏教の最高指導者
ダライラマ14世は、著書の中で表現しておられます。

人間関係において観察していると、
怒っている人は、怒られている人から
エネルギーを奪っているように観えます。
怒っているということは、エネルギーの低い状態であるため、
ほおっておくと、第三者からエネルギーを奪いたくなります。
いろんな意味で自分を失い、誤作動を起こす可能性があります。
つい我を失い人や物を壊してしまう危険もあります。
破壊的な行為はしなくても
エネルギー的に相手の気を吸い取ってしまう可能性があリます。
本人にはそんなつもりがなくても、気は実際に動いていきます。
例えば、突然父親が長男に向かって怒り出すと、長男は
ショックを受け、そのエネルギーは段々と消えていく
という現象が起こるという実験結果もあります。
これは外に出された怒りのエネルギーが、相手の気を奪い
相手に”内にこもる気=恐怖の状態”にさせたということです。
内面的に怒りを秘めた人は、その怒りを行動に表すので
攻撃的で、いわゆる切れやすい状態になります。(被害者意識が強く
批判的な状態に入りやすい)さらに、
高い内面的怒りを持った人は、自己嫌悪に陥ります。(自責の意識が
強くなり自分を責める)
内面的な自己嫌悪は罪悪感と結び付き、その人自身を
破壊してしまう可能性があります。こうしてみてくると、
怒りは人生を破壊すると言うのは、行為においては
確かに正しいのかもしれません。

3.怒りの対処法その1〜怒りを肯定する

「怒りは人生を破壊する」、といっても、怒りそのものを
否定する事はできません。怒りもまた、自分に湧いてきた
大切な感情だからです。まずは、怒りが湧いてきても
怒っている自分の事は肯定しましょう。そもそも、喜怒哀楽
全て平等に備わっているのですから、全ての感情において
平等に扱い許す必要があります。今怒っていても、
自分を責めない事、罪悪感をもつのはやめる事です。
怒っている時は怒りになり、しっかり怒りを体験しましょう。
ただし、自分ひとりで体験する方が安全です。
回りをはずみで傷つけたりしてしまうと、後で罪悪感で
苦しむ事になります。

4.怒りの対処法その2〜怒りの原因を探る

怒りを感じた時、可能なら
「ちょっと一人になってくる」と言って一人になるのが良いでしょう。
気分転換に外の空気を吸って、
あるいは自分の部屋でベットに横になり
気持ちを落ち着けてこう自分に聞いてみましょう。
「待てよ、何で自分は怒っているのかな?」
一人になって自己観察=観察者になりましょう。
客観的に怒りの原因を観察し、原因に気づくようにするのです。
己を知るというのは基本的に楽しい事です。
その行為自体に夢中になっていると、いつのまにか
心が落ち着きを取り戻し、怒りのエネルギーが消えているかも
しれません。

5.怒りの対処法その3〜怒りは自己を知るための手がかり

怒りの原因(引き金)に気づく事ができたあなたは、例えばこんなふうな感想を
持ちます。「ああ、自分とは、こういうことが許せないんだなぁ。ふむふむ。
なるほど。」どんな事がおきたとしても、それに腹を立てたとしても、
そこには自分の認識があります。その事に対して、悪いことだと
思っている自分、よくないことだと思っている自分、良かったと思えない
自分、許せないと思っている自分、を必ず発見します。
自分中に湧いてきた怒りがきっかけとなり、自分の中にある”現実を
否定しているところ”に気づけるのです。
怒りが教材となり、自分を知るための手がかりとなります。
怒りは実は自己成長のための手がかりなのです。
ですから、本当は怒りはひたすら我慢して抑圧していては
なんにもなりませんし、もったいない話です。怒りは
自分を知るために使いこなしましょう。怒ったときは
自分を知るためのチャンス到来です。こうして自分を知る
成長の階段を一歩上ったこと、このことにありがたいな
自分はなんて恵まれているんだろう、幸せだなぁと
至福感が湧いてきた時に、エネルギーの満ち足りた
優しい気持ちまで戻れるのです。自分を知る=自己成長なので、
何物にも変え難い宝を得る事になります。
エネルギーが回復し、余裕が生まれ、こんなこともあるよね
たいしたことじゃないかも、と許せる気分になります。
怒りの原因は自分の中でもはや小さいことになり、
自分を知ることができた、良かったという喜びのほうが大きくなるのです。
一度原因を探ると、自分の中の怒りの原因(地雷)を相手が踏んでも
それが思いっきり作動して爆発するのを避けられるようになります。
地雷のありかと形状と破壊力とタイプを知ればこっちのものです。
踏まれても、作動するのを避けられるようになるのが
成長の証です。

”怒りは大歓迎、次は自分のどんな事がわかるかな?”
これこそ、まさに究極の発想の転換ですね。

赤嶺禮恭


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